「パパ」「姫」スキャンダル騒動 民主党お得意の「ブーメラン」?

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   自民党議員の相次ぐ不祥事を足がかりに先の参院選で大勝を収めた民主党だが、今度は民主党議員のスキャンダルが次々に報じられている。「攻撃」が自分に戻ってきてしまう「ブーメラン現象」がまたしても作動した形だ。参院選の「目玉候補」だった「パパ」「姫」のスキャンダル騒動に、小沢代表の秘書の選挙違反疑惑・・・。これで自民党を追い詰められるのか。

「根拠の希薄な記事の内容には、強い憤りを感じます」

「さくらパパ」と「姫」のスキャンダルが週刊誌に相次いで報じられた
「さくらパパ」と「姫」のスキャンダルが週刊誌に相次いで報じられた

   まずは、週刊新潮に「不倫」「賭けゴルフ」が報じられた「さくらパパ」こと横峯良郎参議院議員

   週刊新潮の報道を「事実無根」として2007年8月28日に、週刊新潮と記事に登場する「愛人」女性らを相手取って5,500万円損害賠償を求める訴訟まで起こした。ただ、提訴の2日後に発売された週刊新潮(07年9月6日号)に「ハレンチ写真」とされるものが掲載され、横峯氏の「口止め工作」疑惑が報じられた。

   前週号では「ハレンチ」な飲み会を横峯氏が行っているなどと報じられていたが、今度はその模様を撮影したとされる写真が掲載された。さらに同誌は、横峯氏が同誌の「賭けゴルフ」報道後、「賭けゴルフ」を行った相手に対して、「賭けゴルフのことは一切口外しない」という文書に判子を押させるなどの「隠蔽工作」を行っていた、などと証言を交えて報じ、「このまま国会議員を続けては、あまりにも有権者を馬鹿にしているのは誰の目にも明らか」と評している。この報道に対して、横峯氏は2007年8月29日、事務所を通じて、

「8月30日発売の週刊新潮掲載の記事に関して、裁判で係争中のため、特にコメントは差し控えさせていただきますが、根拠の希薄な記事の内容には、強い憤りを感じます。いずれ法廷の場で明らかになることを確信しておりますが、マスコミ各位におかれましては、十分な事実確認の下、慎重な報道をお願い申し上げます」

とするコメントを発表している。

   そして「姫の虎退治」とアピールして片山虎之助・前参院幹事長を破って当選した姫井ゆみ子参院議員

姫井氏側はノーコメント?

   週刊新潮と同じ2007年8月30日に発売された週刊文春(07年9月6日号)は、姫井氏の6年にわたる「不倫」を不倫相手とされる人物の実名入りで報じ、巻頭には姫井氏が不倫相手と思しき男性に肩を抱かれている「生々しい」写真まで掲載されている。同誌によれば、不倫相手との交際は、姫井氏が参院選に出馬することを決心した06年5月で終了したようだが、姫井氏について「参院選を目前に控え、身辺整理をしたかったのではないかと思う」「こんな人間が国会議員として本当にふさわしいのでしょうか」といった「不倫相手」のコメントを紹介している。同誌の取材に対し、姫井氏は「取材は受けません。むちゃくちゃ書いていいですから」と取材を拒否したようだ。

   J-CASTニュースは姫井氏の事務所にコメントを求めたが、事務所側は「本人に何も聞いていない」としている。

   そして、小沢一郎民主党代表についても芳しくない報道がなされている。

   民主党から比例代表で当選した青木愛議員陣営の選挙運動用ポスターの看板設置をめぐり、公選法違反(利害誘導)容疑で印刷会社社長らが逮捕された事件で、逮捕された印刷会社社長が看板設置自体は小沢一郎民主党代表の政策秘書らの指示だったと供述していることが2007年8月30日までに明らかになった。同日付の朝日新聞は、「(千葉県警は)秘書の共犯容疑での立件を視野につめの捜査を進めている」などと報じており、小沢代表の秘書にまで「公選法違反疑惑」が浮上したことを報じている。

   これについて小沢代表事務所は、「留守の者しかいない。お答えできる者がいない」としている。一方、民主党役員室はJ-CASTニュースに対し、「それについては鳩山(由紀夫)幹事長が今日の午後にぶら下がり取材で答えており、それが党の見解になると思う」と答えている。「捜査の段階ですからね。真実をまずは明らかにしていただきたい」というのが「ぶら下がり」での発言だった。

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