「これからの首相にふさわしい」のは小泉前首相?
一方、読売新聞では1面の脇見出しに「『期待できる』55%」とあり、関連記事の見出しも「12ポイント↑で再チャレンジ」と、比較的好意的だ。日経新聞も「改造に一定の評価」との見出しだが、「首相続投には『反対』49%」だとしており、「これからの首相にふさわしいひと」も調査している。それによると、最も多かったのが小泉前首相(18%)で、麻生自民党幹事長(14%)が続いた。
一般紙はこのように見方が分かれているが、世論調査の結果を引用して紹介している夕刊紙には
「依然『不支持』は50%台」(日刊ゲンダイ)
「安倍ご祝儀支持率上昇」(夕刊フジ)
といった見出しが並び、総じて政権の立て直しには懐疑的なスタンスだ。
与謝野馨官房長官は8月29日午前の会見で、世論調査の結果について
「これから地道に仕事を続けながら、さらに少しずつでも(支持率が)上がるように安倍内閣全体、政府・与党全体として努力をするスタートになる」
と述べ、前向きに受け止めている様子だった。