さくらパパ反撃 「週刊誌も恐喝に加担」だって!!

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   「さくらパパ」こと横峯良郎参院議員の「不倫」「賭けゴルフ」が週刊新潮に報じられたことを受け、しばらく「音なし」の構えだった横峯氏は2007年8月28日夜、東京都内のホテルで会見を開き、「記事はほとんど事実ではありません」とほぼ完全否定した。週刊新潮と記事に登場する「愛人」女性らを相手取り損害賠償を求める訴訟を起こしたことも報告し、週刊新潮を引用したマスコミへも批判を展開した。

週刊新潮や記事に登場する女性に対する批判を繰り広げる

会見を開いて「賭けゴルフ」報道などに反論した横峯参院議員
会見を開いて「賭けゴルフ」報道などに反論した横峯参院議員

   会見は28日18時半から東京プリンスホテルの一室で予定されていた。会見開始前、会場入り口付近で横峯氏と同席予定の谷澤忠彦弁護士と週刊新潮記者とが激しい口論をする一幕があり、会場入りしていた報道陣が移動、人だかりができた。弁護士が「会見に出るならこちらの質問にも答えてもらう」などと声を張り上げていた。

   ほぼ定時に会場入りした横峯氏は、先に着席していた谷澤弁護士と会話を交わし笑顔を見せる余裕を見せながら席に座った。黒のスーツに左えりには「議員バッチ」がついている。両ほほは紅潮しているように見えた。司会が会見開始を促すと、横峯氏が席を立ち、左手でもった資料を見ながら、淡々と読み上げた。週刊新潮の記事でお騒がせしたことと、自身が民主党公認で立候補し初当選した07年7月の参院選で投票してくれた人たちに対して「心からお詫び申し上げる」と数回ぺこりと頭を下げた。話の内容は簡潔で、記事に登場する女性とは数カ月「友達として」つきあいがあり、後に女性と借金を巡る話となり、女性側の保証人などを巡って借金が成立しなくなると「出るところに出る」といわれたという経緯を説明した。約5分で説明を終えた。
   横峯氏とは約4年間のつきあいがあるという、谷澤弁護士が次に席を立ち、まずは損害賠償と弁護士費用で5,500万円などの支払いを求める訴訟を28日に起こしたことを説明した。その後、週刊新潮や記事に登場する女性に対する批判などを30分以上にわたって繰り広げた。谷澤弁護士は、記事に登場する女性の行為は恐喝未遂に当たり、週刊新潮はその行為に「加担した」と激しく批判した。訴訟自体は損害賠償請求だが、実質は恐喝未遂事件だ、と断じた。
   谷澤弁護士によると、横峯氏の賭けゴルフについては、10年から20年前に友人と5,000円の賭けゴルフをしたが、その後はしておらず、数十万円などと週刊誌が報じた高額賭けゴルフは「していない」と説明した。関係者の聞き取り調査など「証拠をそろえるのに時間がかかった」とし、証拠がそろうまで横峯氏には対外的に説明するのを止めていたことも明らかにした。横峯氏が冒頭「友人」と表現した女性については、「男女の関係にあったと私は見ている」と本人との温度差を示したが、女性への暴力行為などは「いいがかりだ」と否定した。

10年以上前の5,000円の賭けゴルフを認めただけだと説明

   質疑に移ると、質問したテレビのワイドショーの記者に対し、横峯氏は「番組見てましたよ」「週刊誌の記事の事実を確認せずにテレビで話すんですか」と記者を指さし声を荒げる場面もあった。谷澤弁護士は「けんかする場所やないから」と横峯氏の左うでをおさえ、たしなめる場面も何度もあった。
   横峯氏が記事の一部を認めたようなコメントをしたことについては、横峯氏は、10年以上前の5,000円の賭けゴルフを認めただけだと説明した。女性との関係については「裁判で明らかにする」と谷澤弁護士とは違った対応をした。
   会見の大半は、週刊誌報道を引用する形で報道したテレビワイドショーなどへの批判も含めたマスコミ批判に割かれた。
   恐喝をされた、という主張なら警察に対して告訴したり被害届を出すことはないのか、という記者の質問には、谷澤弁護士が「政治的に利用されないよう様子を見ながら」検討していると明らかにした。
   もっとも、横峯氏らが強調した証拠は、主に賭けゴルフに関して、知人ら20人に聞き取り調査をした、とするものだった。どういう選択で20人が選ばれたのか、などの説明はなかった。

   横峯氏を巡っては、週刊新潮(07年8月30日号)が、07年1月まで「半ば同棲状態」の愛人がいて、国会議員になれば秘書の給与を国が出してくれる、としてこの女性に秘書になることを持ちかけていた、などと報じた。週刊新潮はまた、「愛人」本人の証言を引用し、1打1万円などの「賭けゴルフ」で多額の掛け金を「巻き上げて」いたことや愛人に暴力をふるったことも指摘していた。会見は、これをほぼ全面的に否定する内容となった。

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