広告審査の過程で「消し込み」があった?
出版元の晋遊舎によると、広告は、同社の雑誌「スレッド」の車内広告の一部に「嫌韓流」の広告が入る形式だといい、JR東日本での広告にいては
「(作者は)ブログで『検閲』とお書きになっているようですが、通常、広告の掲載を依頼する際は、代理店経由で事前に原稿を(JR東日本側に)出して、広告審査が行われるものです。その過程で『消し込み』があったとは聞いています」
と話している。
「どの部分が消し込まれたのか」
という質問については
「明日(8月29日)から広告掲示が始まるので、現物を見て欲しい。いたずらに煽るようなことはしたくない」
と話しており、いわば「修正は、特に抵抗することなく受け入れる」という立場のようだ。
一方、東京メトロについては、
「嫌韓流の広告掲載をしたい、という打診を広告代理店を通じて行ったところ、断られたのは事実です」
としている。だが、東京メトロ広報部に確認したところ
「そもそもそのような(広告掲載)申し込み自体が来ていないので、『断った』というようなことではありません」
と話しており、真相は藪の中だ。
なお、作者の山野さんのブログ(8月8日付け)では、東京メトロが広告掲載を「断った」理由を
「韓国や在日の方も利用するからうんぬんという理由からだとか」
だとしている。
もっとも、広告が出る前の8月28日お昼ごろでも、都内のかなりの書店では「マンガ嫌韓流3」は、平積みで売られていた。広告抜きでも、それなりの売り上げは見込めるのかも知れない。