「事実なら、社会人としての常識に反しています」
この騒ぎが持ち上がって、男子大学生が書いたミクシィやブログのページはすでに削除された。しかし、大学には、情報を伝えるメールが数件寄せられている。J-CASTニュースの取材に対し、大学総務課の担当者は8月22日、「本人に呼び出しをかけていますが、夏休み中で連絡が取れていません。事実関係を確認しないといけませんが、一般論として、犯罪行為が明らかになれば、最悪の場合、退学処分になります」と話した。
また、男子大学生が内定しているIT企業でも、すでに情報を把握しており、J-CASTニュースに対し、「事実関係が確認でき次第、適切な対応を取ります。これが事実なら、社会人としての常識に反しています。当社は、企業のコンプライアンス(法令遵守)を重視していますので、それに沿った対応になります」(広報室)と答えた。
ネット上では、犯罪行為が暴露され、社会的地位を失うケースが相次いでいる。例えば、車当て逃げの映像をユーチューブで公開されてしまった会社員男性は07年6月、会社から懲戒免職処分を受けている。また、ミクシィの日記に冗談で飲酒運転と無免許運転をしたと書き込んだという森林組合勤務の男性が07年4月、勤務先から解雇処分を受けている。今回の男子大学生の場合は、もし事実なら、自ら墓穴を掘ったことになる。
それにしても、男子大学生は騒ぎになると思っていなかったのだろうか。ネット上では、「なぜ悪事をネットに公開しているのか」「知り合いしか見てないと思ってるのかねえ」「無警戒に個人情報(orそれに類するもの)をネット上に晒すことの危険性をよくよく教え込んでおくべき」などの疑問や意見が噴出している。