「医師の進言に沿って角界を引退-格闘技入り」
踏み込んだ説を採るのが、夕刊フジで、1面トップの見出しは「朝青龍 引退シナリオ」。同紙では、「在日本モンゴル大使館に太いパイプを持つモンゴル人有力者」の
「彼(朝青龍)は絶対に病気ではありません。本人と直接電話で話しましたが、完全に正気です」
との声を紹介、「再び仮病説」を唱えて見せた。さらに、この「有力者」によると、朝青龍は8月22日にもモンゴルに帰国してしまうのだといい、
「朝青龍が協会の制止を振り切り、医師の進言に沿って角界を引退-格闘技入りというシナリオが一番『収まり』がよいのです」
と、半ば「引退は既定路線」とも取れる見方を披露した。さらに同紙では、精神科医のコメントを紹介、「引退は確実」と示唆している。
「体を動かしていないと筋力を維持できない上に、食べていないので筋肉がボロボロになって動かなくなる。そういうプロ野球選手を見てきた。朝青龍はこれで、一巻の終わりです」
なお、ヤフーが8月21日から27日まで行っているネットアンケートで「朝青龍は帰国するほうがいい?」と聞いたところ、「条件をつけてモンゴル帰国」と答えたのが33%(6,147票)で、「無条件でモンゴル帰国」と答えたのが16%(2,914票)。それに対して「日本で入院、または通院治療」と答えたのは40%(4,765票)で、全体としては「帰国派」が優勢のようだ。 もっとも、このアンケート結果からは、「帰国した後どうすべきか」ところまでは読み取れない。