流出したのは、氏名・電話番号・生年月日の3点
さらに、コメント欄には、こんなやり取りがある。定期券の持ち主とおぼしき女性が
「すいませんが、許可無く個人情報をアカラサマに公表するの辞めて頂けます?
しかも家電の番号まで出てるし…(--;」
という抗議の声を上げたのに対して、男性社員らしき人物は
「しかたないよ 誕生日がはっきりわかるSuicaユーザーがお前しかいないんだから。 しかも電話番号打ち込んだのはお前だろ」
と、「電話番号を登録した方が悪い」という意味不明の反論を試みており、なかば開き直って見せたのだ。
同社によると、流出したのは、氏名・電話番号・生年月日の3点で、同ブログの終わりには「クレームきたから画像けしたょ」と書いてあることから、当初は女性の電話番号もブログに掲載されていたが、女性の抗議後に電話番号のみを削除したものとみられる。
18日になって、同社の「お客様センター」に外部からの指摘があり、問題が発覚。同日中に社員に画像の削除を求め、削除された。また、被害者に対しては「18日夜に謝罪いたしました」と話している。
今回の事件で女性が使用していたのはSuicaだったが、PASMOとも共通のデータベースを使用しているといい、端末からはSuicaのデータもPASMOのデータも見られる仕組みだ。JR東日本によると、これまでに発行されたSuicaは約2,159万枚。そのうち「記名式」の枚数は非公開だが、男性社員が操作していた端末からは、膨大な個人情報にアクセス可能な状態だったことは間違いない。
同社では、男性社員について
「事実関係を確認次第、処分を行います」
と話している。