アメリカザリガニは「初恋の味」 「ギャング」転じて「村興し」に一役

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「ザリガニを食べる会」に100人近くが集まる

   高橋さんはJ-CASTニュースの取材に答え、ザリガニの試食会を開いているのは日本ではここだけだろう、と笑いながら話し、味については、

「プリプリして美味しい。その辺で売っているエビよりもずっと美味しい」

と絶賛。ザリガニは料理する1週間前に捕獲し、体の汚れを取ってきれいな水で飼っておくのだそうだ。一匹から取れる肉は大人の親指くらいの大きさで、塩茹でにして塩や醤油をつけて食べたり、素揚げや掻き揚げの具材に使うのだという。

   07年8月4日に参加費無料の「ザリガニを食べる会」を開いた。06年は参加者が20人ほどだったが、今回は100人近く。周辺地域の人達だけでなく仙台、山形、盛岡からも集まってきた。それだけでなく、鹿児島や神奈川などの遠方から「ボイルして送ってほしい」という要望も増えるなど、ザリガニを食べるという認識が広がっているようなのだ。

   高橋さんは、

「『田んぼのロブスター』として地元の名物になればいいと思っているんです。ザリガニはこれまで憎い敵でしたが、これからは地域興しに一役買ってもらおうというわけです」

と話している。

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