児童からの「不正誘引」は当然の流れ
高校生が頻繁に使う「プロフ」といったサイトや掲示板サイトなどでも、女性側から「皆さんきてね(絵文字)ちょっとエロいけどきにしないで」などと書き込み、実際にメールアドレスを入力して連絡し合える機能があるものもあり、こうしたサイトのなかでも性交渉に関する男女のやりとりも頻繁になされている可能性もある。
奥村徹弁護士は、児童からの「不正誘引」が相次いでいる事態について次のように指摘する。
「女子児童のほうは、お金がもらえて、性的なものに興味がある、そして(携帯電話という)ツールがある。そして、それを求める男がいるわけですから、当然の流れです。男の方は出会い系サイト規制法違反でつかまることが分かっているので、『児童を求む』なんてことは直接書かないけれども、それでも『児童っぽい人』を探す、というケースも多い。援助交際についての教育も児童に対してされてないから、需要と供給がそのままということになる」
奥村弁護士は、女子児童が不特定多数の男性と知り合う「盛り場」が「子供の部屋にまで来てしまっている」として、有害サイトへのアクセスを禁止するフィルタリングサービスをデフォルトの状態で設定することが必要だと指摘している。