頭痛や腹痛も、不登校扱い?
では、不登校率が最も低かった愛媛県の場合はどうか。同県義務教育課に、不登校への取り組みについて聞いてみたが、
「スクールカウンセラーを充実させたり、関係機関との連携を高めるなどの対策を行っています。さらに、現場の先生の支援を進めていくことも大切だと考えています」
とのことで、他県と『これは違う』といった点はない、という立場のようだ。
それでは、この「ダブルスコア」の理由は何なのだろうか。「ワースト1位」の島根県議会での答弁にヒントがありそうだ。06年11月には、自民党の議員から「不登校率全国1」の理由を質す声があがり、教育長が、このように答弁しているのだ。
「やや弁解めいた答弁となりますが、本県では、欠席理由が例えば頭痛や腹痛であっても、不登校が懸念される場合は『不登校』扱いで整理しており、本人の状況の把握に努め、適切な支援を行うよう各学校にお願いしているところであります。不登校児童生徒の出現率、これは全国一位となっておりますが、こうした認識の上に立って対処していることの結果でもあると考えております」
回りくどい答弁だが、「他県よりも『不登校』と解釈するまでのハードルを低く運用しているので、数値としては不登校率が高く出る」と解釈できないことはないが。