別の落書き事件で裁判官が激昂、それも余波が
事件の概要はこうだ。
大阪・ミナミの繁華街、アメリカ村で07年5月5日、落書きが約80ヶ所で見つかり、防犯カメラに若い3人の男が赤や黒のスプレーで落書きをしている様子が映っていたことから、商店街が情報提供を呼びかけ、警察が捜査していた。その結果、5月10日になって、山田寿彦容疑者(当時23)が「新聞などで大騒ぎになり、怖くなった」として大阪府警南署に出頭、器物損壊の疑いで逮捕された。共犯の2名も5月14日に逮捕され、3人とも起訴された。
朝日放送(ABC)によると、8月6日に開かれた公判で、被告3人が反省の弁を述べたところ、安永健次裁判官は激昂し、
「落書きを、自分を表現する芸術とでも思っているのか。君たちの 反省なんて、裁判所は、もはや知ったこっちゃない!」
などと述べたという。
ネット上では、この厳しい態度に賛同する声も少なくなく
「AAAも裁いてください」
「この裁判官にAAAを説教してもらいたい」
といった声も挙がっている。本来AAAはこの事件とは全く関係ないはずだが、思わぬ余波を受けている形だ。
なお、検察側は、3人の被告に懲役1年6ヶ月を求刑した。