「六本木ヒルズ」はそれでも「満杯」
「六本木ヒルズ」をめぐっては、ヤフーが3月30日に開業した六本木のもうひとつのシンボルである「東京ミッドタウン」に主要事業を移転しているほか、ライブドアも「赤坂ツインタワー」や新宿に本社を移転して「脱ヒルズ」をはかった。IT企業大手企業が次々と拠点を「ヒルズ」から他の場所に移すことで、「六本木ヒルズ」もかつての象徴的な存在とは違う姿になってきたといえそうだ。
いわゆる「ライブドア・村上ファンド事件」といわれる「ヒルズ族」の証券取引法違反にかかわる事件の影響で「ヒルズ離れ」が進んでいるという報道も06年末に一部のメディアであったが、森ビル広報は当時、「オフィスは現在ほぼ100%稼動し、さらに増床の要望も強い。『ヒルズ離れ』は始まってもいない」と答えていた。
もう一度、J-CASTニュースが「ヒルズ離れ」について質問してみると、
「(オフィスの稼動は)ほぼ100%。あのときと状況が変わっているとは思わない」
と述べており、「IT寵児」たちの顔ぶれがなくなっても、未だに「人気」はあるようだ。