米動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」が著作権侵害防止システムを2007年秋に導入することが07年8月2日に明らかになった。ユーチューブには著作権を侵害する動画が多数アップされており、ユーチューブはこれまで規約違反を3回以上繰り返した者のアカウント削除や日本語の警告文の掲載などをしてきた。だが、日本音楽著作権協会(JASRAC)やテレビ局などの権利者は、これを不十分として、著作権侵害行為への速やかな対応を要求している。JASRACの発表によれば、ユーチューブは動画や音声を自動識別する「フィンガープリント技術」を用いた著作権侵害防止システムの開発を06年12月に始めている。