「当て逃げ」動画騒動 「車所有者」がついに書類送検

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   車の「当て逃げ」の映像がユーチューブ上に公開され、インターネット上の掲示板「2ちゃんねる」で大騒動になっていた問題で、加害車両の所有者が書類送検されたことが明らかになった。所有者は当初、事件当時に「車を貸していた」などと弁明、「当て逃げ犯」でないなどと主張していた。

   警視庁竹の塚署は2007年8月2日、埼玉県川口市在住の自動車修理会社元従業員の男(29)を道交法違反の疑いで東京地検に書類送検した。各紙報道によれば、男は06年10月26日夜、東京都足立区の都道で乗用車を運転中、並走していた都内の男性会社員(31)の乗用車に接触し、そのまま逃走した疑い。

「当て逃げ」映像がネット上でアップされ騒動に

騒動になった「当て逃げ」の車両所有者が書類送検
騒動になった「当て逃げ」の車両所有者が書類送検

   この事件は、「当て逃げ」された男性が、警察に届けた際に取り合ってもらえなかったという理由で、ネット上に車載カメラで撮影していた「当て逃げ」映像を公開したことが発端。映像は動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」にもアップされ、「2ちゃんねる」で大きな騒動を巻き起こした。

   さらに、映像に当て逃げした車両のナンバープレートが映っていたことから、当て逃げ車両のナンバーと同一の車両の写真をSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の「ミクシィ(mixi)」に掲載していた車両の所有者が特定され、この所有者の個人情報などがネット上に晒される事態にまで発展した。

   車両の所有者が勤務する修理会社は07年6月15日に謝罪文を掲載してホームページを閉鎖。勤務先にも「当て逃げ」について抗議などがよせられ、この騒動を理由に所有者は懲戒免職処分になった。

   J-CASTニュースが6月18日にこの事件を報じて以降、大手メディアもこの事件を取り上げたが、車両の所有者は当初、

「当時車を貸していて、使っていた人は分からない」
「使っていた人に迷惑がかかるので、それが誰かは明かせない」
「連絡先が記録されているケータイが壊れたので連絡できない」

などと食い違う発言をしていた。事件の真相はわからないままになっていたが、ついに車の所有者は自身が当て逃げしたことを認めた模様だ。

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