「美人が多い都道府県は?」。こんなテーマでライブドアリサーチがアンケートした。美人が多い県として1位は秋田、2位は東京、3位は北海道と続くが、ワーストを見ると最下位が群馬県で、下位のほうに北関東の県が多くある。ネット上では、群馬県を筆頭に北関東には「なんで美人が少ないの?」と話題になっている。
群馬県では美人、不美人という話題が出ない
アンケートによると、美人が一番多いのは秋田県だそうだ
このアンケートは、「実際にあなたが美人だと思った女性の出身地で多かった都道府県はどこですか?あてはまる県を すべて選んでください」という呼びかけで実施。集計期間は2007年7月16日から同17日までの24時間で行われ、回答数は4288件だった。それによると、1位がダントツの21.99%で秋田県。2位が東京都の12.73%。以下北海道8.51%、京都府9.54%、沖縄県7.39%と続く。お馴染みの順位のような気がするが、これを逆から見ると、ワースト1位が群馬県、そして香川・鳥取、山梨、徳島、栃木と続く。
ホントに群馬県には「美人」が少ないのだろうか。群馬県出身の有名芸能人を調べてみると、篠原涼子さん、井森美幸さん、由紀さおりさんなどの名前が出てくる。いずれも美人だ。では、群馬の女性はどんなタイプの人なのか。群馬県庁の広報はJ-CASTニュースに対して、
「群馬県の女性は働き者で、江戸時代から『男性に代わって家計を助ける』と言われていますね」
と説明する。それでは「群馬美人」というのはあるのかと聞くと、
「群馬県では美人、不美人の両方について、話題になることがあまりないんですよ」
と答えた。
「ブスが多い県は?」なら、少々違う結果
働き者のため「美人かどうか」などという問題を意識する時間が少ないのかもしれない。また県広報は、美人が他県に比べ少ないかどうかわからないとし、
「このアンケートに群馬県出身者の参加が少なかったからではないか」
と推測する。
つまり、群馬県出身者なら群馬に美人がいることを知っている、ということのようだ。
「噂の県民ジョーク」「県民性の謎 全47都道府県に潜む『現代日本人気質』とは…」などの著書がある作家の千石涼太郎さんはJ-CASTニュースの取材に対し、今回のアンケート結果は、具体的な美人をイメージできない県や自治体としての認知度の低い県が下位になっているような感じがする、とし
「北関東に関しては、どうしても、おしゃれなイメージのある南関東と比べてしまいますので、比べる対象が明確でない他の地方より、美人が多い県に選ばれにくいという理由があると思います」
とコメントした。また、北関東は垢抜けないというイメージで見られることが多いのが響いたのでは、と分析している。そして、
「このリサーチが『ブスが多い県は?』であれば、少々違う結果になったかもしれませんね」
としている。