「本当はあまり公表したくないんです」
同社の人事部に聞いてみると、「(日経コンピュータの)記事の内容に誤りはない」と、制度が運用されていることについては認めながらも、
「(新入社員)同期の中でもめてもいけないので、本当はあまり公表したくないんです」
と話し、07年度社員についてのデータについては明らかにしなかった。制度導入の余波を警戒しているからなのか、「大手を振ってアピール」という訳にはいかないようだ。
「新日鉄ソリューションズ」も、同様の制度を05年4月から導入している。
「導入予定」と報じられて、実際には導入されなかった企業もある。日経コンピュータ06年1月23日号では、「CSK」が07年4月入社の新入社員から、入社時の評価試験でスキルを認められた人には月額3万~5万円を給与に上積みする、などと報じている。ところが、同社の親会社「CSKホールティングス」の広報室に確認してみると、
「そのような制度が導入されているという事実はありません。以前、内々に話されたことはあるようですが…」
との答え。制度導入の報道が出た後に、何らかの理由で立ち消えになってしまったようだ。今後の予定についても、
「特に何も決まっていません」
とのことだった。
御手洗会長の「旗振り」で、この状況がどう変化するのか注目される。