電話番号覚えられない!携帯は「バカ量産」の主犯か

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メール多用する中高生の脳波は痴呆と同じ状態?

   「ケータイが記憶力低下を招く」は本当なのだろうか。「ゲーム脳の恐怖」(NHK出版)の著書もある森昭雄・日本大教授が2004年に公表した調査結果によると、携帯電話でメールを多用する中高生の脳波が痴呆のお年寄りと似た状態になっていたという。中高生たちは、教科書を10分間以上集中して読めず、簡単な漢字が思い出せないなどの傾向があったとしている。

   ある元大学関係者は、授業中にノートをとるためにケータイを使って漢字を探している学生が多いことを明かし、漢字についての記憶が極端に落ちているため「携帯はバカを増やしているのではないか」と話している。

   一方で、ライブドアのあるブログ(7月13日)は、「メモリー発信するので覚える『必要』もない」と反論した。必要性の有無の問題で記憶力とは別だ、という訳だ。記憶力調査なら、無関係の数字を記憶させ、その結果を検証すべきだと主張している。「メール脳」や「ゲーム脳」という言葉で、記憶力や集中力の低下と携帯電話などを結びつける考え方には、以前から「科学的ではない」などと批判も根強い。06年秋のネットQ&Aサイト「OKWave」では、「『新しいもの=悪いもの』であるかのように主張する人や、それらを面白おかしく報道するメディアの体制もある意味問題かと思います」との意見が載っていた。「『自分が知らない文化』に対する恐怖によって、バッシングに走る、という行為は昔から沢山あります」という別の人の意見もあった。

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