赤城謎の顔面ガーゼ 夫婦ゲンカかストレスか

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   事務所費問題の計上をめぐり沈黙を続けている赤城徳彦農水相(48)だが、今度は突然「顔面ガーゼ&無精ひげ」という異例の出で立ちで記者会見に登場し、閣僚や国民を驚かせている。
   理由を問われても「大したことじゃない」という答えが返ってくるばかりで、事務所費同様に説明を拒み続け、憶測が拡大している。日本だけでなく海外メディアまで巻き込んでの「推測合戦」といった様相だ。

アトピーか「ウイルス性の帯状疱疹」?

赤城農水相は、自身のウェブサイトでも説明をしていない
赤城農水相は、自身のウェブサイトでも説明をしていない

   きっかけは、2007年7月17日午前9時半過ぎに、赤城農水相が閣議を終えて記者団の前に現れた時、「頬と額にガーゼを張り、無精ひげ」という姿だったことに始まる。記者団からの問いかけにも「大丈夫」と答えるのみ。10時過ぎの記者会見でも、記者団から

「顔の傷はどうしたのか」
「暴漢に襲われたのか」
「公務かプライベートか」
「現役大臣なので答えるべきなのでは」

といった質問が矢継ぎ早に浴びせられたが、農水相は

「大したことじゃない」

   を7回も繰り返し、説明はされることはなかった。会見後に事務方を通じて

「公務によるものではない。肌が弱いこともあり、かぶれたのかもしれない」

とのコメントを発表したが、一体、大臣の身に何が起こったかは不明なままだ。そもそも、「公務かプライベートか」という質問については、会見後でなくても、会見中に即答できたはずだ。このような不自然さが、様々な憶測を呼んでいるのだ。

   赤城農水相が7月13日に外遊から帰国した際には特に異常はなかったことから、16日まで続いた連休の間に「何か」があったはずで、各メディアが、様々な推測をしてみせている。

   例えば「夕刊フジ」は、「ストレスでアトピー発症?」という見出しをかかげ、

「単なる吹き出物ではなく、表皮がある程度のダメージを負っていると考えられる。ガーゼで傷口をふさぐのは、治療法としては適当といえる」

との皮膚科医のコメントを紹介している。

   7月18日朝の日本テレビ系のワイドショー「スッキリ!」では、内科医師・おおたわ史絵さんが「ウイルス性の帯状疱疹」説を唱えた。こちらも心労が原因で発症することがあるのだという。
   これらのメディアが言うように、仮に「ストレスが原因」だとすれば、現職の大臣が堂々と「ストレスが原因で発症」とは言いづらいので説明を拒んだ、との見方もできる。

   東京スポーツは7月18日、若干違う説を提起した。「夫婦ゲンカ説」だ。ある国会議員秘書の話として、公務にはSPが付いているので暴漢に襲われたとは考えにくい、とした上で

「某代議士から聞いた話では赤城夫婦の喧嘩が原因だと聞いている」

との話を伝えている。

英高級紙「タイムズ」、半ば「東スポ説」を支持

   「サラリーマンの味方」とのスタンスを取る日刊ゲンダイでは、7月18日、

「イザというとき知っておきたい『顔にキズ』言い訳術」

と、「サラリーマンにも顔の傷ぐらいあるもの」とでも言いたげな記事を掲載、

「夫婦ゲンカや泥酔して転んだといった、よんどころのない理由もカミングアウトすべきなのか」

という問いに対しては、「なおさらカミングアウトすべき」という趣旨の専門家の見解を紹介。この専門家曰く、

「不信感を煽るのではなく、むしろ、同情してもらう方が得策です」

としている。

   海外メディアでも、オーストラリアの公共放送ABCが事実関係を簡単に報じたほか、英高級紙「タイムズ」は

「大臣は家で、おそらく家族から傷を受けたのではないか、という説に憶測が集中している」

と報じ、半ば「東スポ説」を支持している格好だ。

   農水相からの説明がなされない状況で、もはや「言われたい放題」の状態が続いている。

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