04年の中越地震の時よりは「使えた」?
ソフトバンクモバイルは、通話規制をかけなかったものの、新潟県内で76基地局がダウンした。停電後のバッテリー切れのほか、「基地局をつなぐ有線の伝送路が切断されたため」という。一時新潟県内で広範囲に通信障害があり、17日夕現在でも一部地域の障害が残っている。
もっとも、電話が通じたかどうかは、通話規制の有無だけでは分からないらしい。ただ、地震が発生して、少なくても2-3時間はかかりにくい状態が続くのは確かなようだ。
現地の使い勝手はどうだったのか。J-CASTニュースが新潟県庁の災害対策本部広報班に取材すると「前(04年の中越地震)より、携帯は比較的使えましたよ」と答えた。地震当日の16日午後、広報班は固定電話から固定電話への連絡が多かったが、同僚の中には出先の関係者と携帯電話を使って仕事をしていた人もかなりいたそうだ。「勿論地域差は大きかったと思いますが、基地局用に電源を確保するなど、全般的には携帯の復旧作業が改善された印象です」
もっとも地震発生直後は「全くつながらない」状態の人が多かったとみられ、安否確認は「災害用伝言板」を使った方がよさそうだ。