「グーグル」では「飯はタダ」 ダーツ、ビリヤードもある

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グーグルには社員一人ひとりの個室がない

   さらに、ダーツ、ビリヤード台、などなど娯楽設備も「きりなくいっぱいある」ほどの豊富さ。しかし、それもこれも理由がある。

「いろんなセクション、いろんな国の人がコミュニケーションを取るのが目的で、コミュニケーションから様々なプロダクトが生まれるという考え方です」(広報)

   つまり、食事を一緒にしたり、娯楽を一緒にすることでコミュニケーションを活性化し、そのコミュニケーションのなかで新しいものを生み出す、というのが狙いのようなのだ。そのため、採用時にも「コミュニケーション能力」が最も重要視される能力の1つなのだという。
   さらに、グーグルには社員一人ひとりの個室がない。グーグル日本法人でも、法人取締役代表の部屋どころか、部屋という区切り自体もなく、米グーグルでも創業者は2人部屋なのだという。それも、コミュニケーションを重視した結果だ。

   そこで気になるのが労働時間と給料。07年6月28日のCNETでは「嘘か誠か?元社員が明かすグーグルの職場環境と待遇」という記事が配信され、元グーグル社員とされる人物が「毎日午前10時から午後6時までは社内にいる。けれども、ほとんど全員、1日24時間365日メールで連絡が取れる状態にあり、たいていの人は夜、家に帰ってからもずっと仕事をしている」「Googleの給料は実際のところMicrosoftより少ない」などと証言したなどと報じている。
   グーグル日本法人の広報は、

「グーグルのどの国でも(この記事についての)コメントは控えさせていただいている。個人の人が述べたことなので、グーグルでどうこう言うことではない」

としたほか、ここで言われている給料や労働時間についても回答できないとしている。ただ、その一方で

「労働時間は人によるのでケースバイケース。でも、たいていの人はそんなに残業していないと思う」

と話している。

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