100本くらい持っている女子中高生もいる
「女子中高生の特徴は、カラフルなインク色、細い字を好む。20~30本、なかには100本くらい所持する人もいる。そして、筆入れも大きいです。女子中高生は仕事がお勉強じゃないですか。そういう意味で(筆記具は)一番身近にある存在なのではないでしょうか」
「デコリ」がブームになり始めたのはここ1~2年。10本くらいまとめ買いする女子高生も目立つという。筆記具業界も女子中高生を大きな「消費者層」として視野に入れないわけにはいかない。
「デコリ」で女子中高生のあいだで最もよく使われているのは三菱鉛筆のマーカーペン「ポスカ」。もともとは、プラスティックでも、インクがのるため、商店のホップ(札)や図画工作などに良く使われてきたもので、1983年発売の「定番」商品。しかし、「ポスカ」をつかった「デコリ」ブームは06年くらいから加速してきている」(三菱鉛筆広報)という。
三菱鉛筆は「デコリ」ブームに合わせて、「ポスカ」の新商品「細字POSCAラメ入り」を、07年7月24日から発売する。こちらも女子中高生に人気の「キラキラ」した素材をインク素材に使用。「化粧品感覚で(ペンを)買う」女子中高生のココロを掴みたい考えだ。