中田ヒデ、旅の最終章 「セレブの国」モナコに居住

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   元サッカー日本代表の中田英寿さん(30)が現役引退を表明してから1年が経つ。引退後は「世界で旅を続けている」とされてきたが、フランスに囲まれた小国「モナコ」に家を構え、居住権を取得したことが明らかになった。そろそろ旅を終えて腰を落ち着けそうな雰囲気だが、この「モナコ」とは、どんな国なのか。

テニスの伊達公子や、F1の佐藤琢磨が住む

公式サイトのメッセージは6月15日以来更新されていない
公式サイトのメッセージは6月15日以来更新されていない

   モナコは、正式には「モナコ公国」といい、3方をフランスに囲まれた都市国家だ。人口は約3万2,000人(00年現在)で、面積はわずか1.95平方キロメートル。バチカン市国に次いで、世界で2番目に狭い国だ。F1のモナコグランプリが開催されることでも知られ、カジノなど、観光産業に力を入れている。モナコ政府観光会議局によると、日本人も年に約1万人が宿泊、単に訪れるだけの観光客はもっと多い。

   観光するだけなら、日本人にとって必ずしも縁遠くはなさそうだが、住むにあたっては、そうでもなさそうだ。モナコ在住の有名人としては、元プロテニスプレーヤーの伊達公子さんや、F1ドライバーの佐藤琢磨さんが有名で、「美しい歩き方教室」を展開していることで知られるデューク更家さんも、家族とともに住んでいたことがある。このメンバーを見ただけでも、いかにも「お金持ち」的な雰囲気が漂うが、モナコ在住の日本人が作成した情報サイト「モナコインフォメーション」では、同国のことを

「モナコは金持ちの為の国です。 金に匂いはない、と言いますが、どのような仕事であれ金持ちになった人達に、住みやすいように作った国、それがモナコです」

と表現されている。いわば国全体が「勝ち組」「(すごろくで言う)上がり」の人々のための空間、とも言えそうだ。

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