地域別価格、マイナスの影響は少ない
ほかにも、07年4月上旬に1,000店を突破した24時間営業店が、6月末には1,220店を超えるなど増えていることや、一部のバーガーや飲み物が対象の「100円マック」を継続していることも好調を支えているとしている。
6月20日に始まった地域別価格の影響についてはどう分析しているのだろうか。地域別価格は、人件費や出店費用がかさむ都市部は値上げし、一部の地方では値下げする制度。導入時は東京や大阪など4都府県1,250店で値上げし、宮城や島根など5県の130店で値下げした。2,440店は据え置いた。単品で最大40円の差がついた。
広報担当によると、制度導入は6月20日だったため、データが少なく「まだ影響を分析する段階ではない」。7月以降の影響はどう見ているのか尋ねると、「お客様に(新制度を)納得頂いているのか、継続して見極めていきたい」と慎重な言い回しで答えた。とは言え、6月の売り上げ実績を見る限り、少なくとも大きなマイナスにはなっていない模様だ。