「国会は『原爆投下非難決議』を出せ」
J-CASTニュースでもたびたび紹介している池田信夫さんのブログでは、久間発言を受けて7月3日の段階で「国会は『原爆投下非難決議』を出せ」という記事を掲載していたが、米高官の発言を受けて追記された。追記部分では、「原爆よりも、ソ連参戦が決定的な降伏のきっかけになった」とした上で、
「こんな嘘をいまだに公言している米政府に、安倍政権は何もいわないのだろうか」
と、米側の見解は「嘘」と断じ、特にアクションを取ろうとしない安倍政権への疑問を投げかけている。
政権批判を連日繰り広げる有名ブログ「きっこのブログ」は、もっと辛辣で、同日付で
「あたしは、ハッキリと言わせてもらいますが、この国に原爆を落とした側が、大ウソをついて、これほどの大量虐殺を正当化するような発言をした時に、すぐに対応して謝罪と発言撤回の要求もできないような総理大臣など、この国のリーダーとしての資格があるとは思えません」
と批判している。
ブログエントリーを解析するサイト「kizasi.jp」によると、「原爆」というキーワードについて語ったブログの数は、6月26日から7月2日にかけて1,182件だったが(「しょうがない発言」が行われたのは6月30日)、「原爆正当化」発言以降の7月3日から7月9日にかけては、2,076件の言及があり、注目度は高まっていることが伺える。
今回の「正当化発言」について言及しているブログの内容はというと、
「鬼畜発言」
「やっぱりアベ政権はジョセフ発言を許すのか」
「塩崎をクビにしろ」
などと、米国側にも日本側に矛先を向けている例が多く、両政府を擁護する意見は皆無に近い。