「ぶっちゃけ、儲からないですよ」
業界大手のダイナムと、マルハンも「1円パチンコ」に参入。ダイナムが参入したのは06年末で、現在は「1円パチンコ」を7店舗、「2円パチンコ」を2店舗展開している。同社は店舗全体でこの貸し玉料にしている。同社の企画広報課はJ-CASTニュースの取材に対し、
「これまでの大きなリターンを期待するのとは全く別のもの。ゲームセンターに近くなったといってもいいでしょう。だから、これまで来店いただけなかったような方が増えているんです。遊戯費が足りない方が来ている、というわけではありません」
と話した。マルハンは北海道に1店舗「1円パチンコ」のコーナーを設けている。
「コーナーを作ってから客数は増えているようです。気軽に手軽にパチンコで時間消費したいという方は確実にいます」(マルハン)。
とはいうものの、これまでの4円が1円になったわけだから、売り上げは単純計算で」4分の1になる。先の玉川物産は、
「ぶっちゃけ、儲からないですよ。でも、儲け主義だと客離れが進んでしまいますし、パチンコの楽しさを知ってもらういい機会として顧客の増加を期待しているわけです」
と話した。ダイナムも、
「成果が出ているとはまだ言える段階ではない。(1円パチンコ店が)認知され定着するまでは、多少の時間がかかると思う」
と話している。