「大いに怒っているというほどのことではありませんが・・・」
日本の投資信託は、信託報酬(手数料)が高い、毎月配分型投信のように受益者(投信を買った顧客)にとって損なのに売れているなど、不思議なことが少なくない。そんな現状から、山崎元氏と週刊ダイヤモンド編集部は、こうした疑問を投資信託協会の樋口三千人会長にストレートにぶつけようと対談を企画した。
「週刊ダイヤモンド」編集部は
「前回(06年12月2日号「投信」の罠)同様、厳しい内容であることをお伝えしたうえでお願いしましたが、結果的に実現できず残念でした」と話す。山崎氏が自身のブログで指摘しているように、「対談がダメでも、質問状での回答をお願いしたが得られなかった」(週刊ダイヤモンド編集部)
という。
山崎氏は、J-CASTニュースに
大いに怒っているというほどではありませんが、あまりに不誠実ですよね。投信協会長、あるいは大手投信会社の社長として、疑問にしっかり答えることが投信業界にとってプラスになると思っていますが・・・」
という。
とはいえ、樋口会長側の不誠実な対応に不満をもち、その憤りをブログにぶつけたようだ。
山崎氏のブログに寄せられたコメントには、
「ちょっとだけ投信協会長さんに同情しています。山崎さんと公の場で討論しようという勇気のある投信業界の人はそんなにいないでしょう」」
「怖いのでしょう。手の内知っている人との対談なんてしないでしょう。」
その一方で、
「樋口さんのこと、ちょっと調べてみたんです。そしたら、対談形式の記事があって結構なことを言っているんです・・・これが。配分型投信についても批判的なことまでいっている。その人がですよ、逃げるってことありですか?これがあるんだな、日本ってとこは。」
と、樋口会長に対する風あたりも強まっている。