株価操作にあたる「カキコミ」断定できるものはない
そんな中で、株価操作にあたる「カキコミ」とはいったどんなものなのか。J-CASTニュースは、証券取引等監視委員会に聞いてみた。
すると、「今回の件については、100回にわたり繰り返し同じ銘柄について記述されていたことや『ジワジワ上がる』などの記述があったことが判断材料にはなりました。しかし一般的には、何回カキコミがあったから違法だとか、断定できるものはありませんし、一概には言えません」(証券監視委)という。川上塗料株をめぐっても、「カキコミは株価操作の証拠のひとつ」としている。
証券取引等監視委員会は株価情報について、最近は投資雑誌の情報、講演会・セミナーでの情報などといっしょに、ネットでの情報も注視している。ネットにあふれる情報のなかでも、銘柄名をあげて推奨するようなコメント、カキコミは、「その内容や状況によっては株価操作につながりかねない」と監視の目を強めていることは間違いないようだ。