副大臣のブログに訂正とお詫びが掲載される
女子高生を支援している京都市の市民団体「LEMON+C」はJ-CASTニュースの取材に応じ、
「なぜこんな間違いを書くのか。ブログが出てから、風当たりの強いデマを含め、ありとあらゆる事に関して嵐のような非難、中傷がネットに出た。副大臣という責任のある立場での発言は信用され、今まで私たちがやってきたことがウソだと、運動自体もインチキだということになる」
とカンカンになっている。離婚は93年にちゃんと成立しているということだ。
岩屋副大臣に真相を聞こうと外務省に問い合わせてみると、副大臣はフランスに外遊中で帰国するのは07年6月27日なのだという。では、外務省はこの問題をどう捕らえているのか聞くと、
「陳情書を読んだり、支援団体の方たちが『離婚は成立している』と言っていたので、そういう認識で動いていた。実際のところ、何年に離婚したとか把握していないし、実際に戸籍を確認したわけではない」
と何か頼りなげな回答なのだ。
副大臣の衆議院議員事務所に電話したところ、なんと、あっさり、
「ブログは間違いです」
と認めた。07年6月26日16:36に副大臣のブログは更新され、訂正とお詫びが掲載された。それによると、
「既に離婚は成立しているのだけれども、親子関係確定のための裁判が進行中で、まだお子さんの戸籍が確定していない状況にある」
と書くところを間違って「離婚は成立していない」と書いてしまったのだという。そして、
「このようなことは決してあってならないことで、甚だ遺憾に思います。本件問題に関心のある方々に対して、理性的な対応をお願いします」
と謝っている。一方、先の市民団体「LEMON+C」は、
「責任を取るなら外務副大臣を辞めてもらいたい。正式の国会の場で謝罪してもらいたい」
と、間違った内容のブログを書いた責任を追及していく考えだ。