「今回の記事で出版社に抗議する予定はない」
真相はどうなのか。J-CASTニュースが大仁田議員の参議院事務所に取材すると、
「記事が出るから引退を決めた、ということはありません」
と記事と引退の関係を完全否定。参議院選挙の日程を変更する「小手先」だけの選挙戦術と、「首相官邸の人気取りの道具」になっている参議院の存在に我慢ならなかったためなのだという。一方で、
「今回の記事で出版社に抗議をする予定はない」
そうで、記事の内容が正確なのか間違っているのかについては、
「事務所として答えられるものではない」
と話している。
大仁田議員を比例代表候補として公認している自民党。ホームページを見ると、夏の「参議院選挙公認・推薦一覧」に、07年6月25日の時点でまだ大仁田議員の名前と写真が掲載されている。J-CASTニュースが自民党に問い合わせてみると、
「引退会見は大仁田議員が個人で開いたもの。参院選不出馬などの報告はまだ来ておらず、正式な(引退などの)手続きが行われていない状態です」
と話した。