おしゃれ感覚で持ち歩く「マイはし」
一方、「マイはし」ブームに乗って、福井県小浜市の箸メーカー「兵左衛門」は5月30日、東京・広尾に箸の専門店「にほんぼう」を出店した。箸は「和」の伝統を感じさせながらもカラフルな柄ものも用意。携帯できるものを意識しながら1膳1,000円からそろえている。売れ筋は2,000円~3,000円。「手ごろなのか、主に若い人が買っていきます」と、店主はいう。
そのなかにあって、1膳1万円(税別)の携帯用箸「八四郎(はしろう)」は団塊世代を中心に、1日5膳ほど売れている。もちろん、箸置きや持ち歩き専用のケースも用意。
店主いわく、「お箸をおしゃれ感覚で使ってほしい。それがコンセプトです」。できれば、料理によって箸を使い分けてほしいという。
割り箸をやめれば本当に環境に役立つのか、については議論があるところだが、割り箸離れは少しずつ進んでいるようだ。