「ゴーン社長の役目は終わったのではないか」
最も強烈な批判は、
「必達目標を達成できなかった責任を取って辞任すべき」
「カリスマ性が、社員の愛社精神を低下させている。ゴーン社長の役目は終わったのではないか」
という、なかば「ゴーン社長は裸の王様」とでも言いたげな辞任要求だ。
一方のゴーン社長は、連結営業利益は前期比11.1%減だったが、7,769億円あることから、
「数字の上では高水準」
と、続投への理解を求めた。
また、「(会社に)貢献できなくなれば去らなければならない」と述べたが、「短期だけでなく、長期の目標もある」と、引き続き日産の経営に取り組む考えを示した。
ゴーン社長は総会後、「予想外の質問はなかった。言うべきことを透明性のある形で伝えることができ、建設的な総会になった」と振り返った。
株主総会を受けて、今後の方針などについて同社の広報部にたずねたが、
「プレスリリースに書いてあること以上のことはお答えできない」
と話すのみだった。