トンコツラーメン「元祖長浜屋」閉店か再開かで大騒ぎ

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

「週明けに再開します」か「立ち退き」か

   ファン達の閉店への心配は、ネット上で様々な休業理由の憶測を呼びもした。「店主が従業員の応対の悪さにブチ切れてやめると言い出した」「地上げで立ち退くことになった」「店内の大掃除を始めた」など。しかし、6月16日には再開情報が流れ出す。「26日から」説や「27日から」説があった。「福島からバンザーイ。福島産まれの嫁も大好き」「気分よかったい こん店におる全員に替え玉ばやりぃ」「わくわくする」などご機嫌なコメントが並ぶようになった。それでも17日以降も未確認情報で「復活したらしい」「今日見てきたけど 復活してないじゃ-ん」などのやりとりが続いた。

   6月19日には、地元ブロック紙の西日本新聞が夕刊の社会面トップ扱いで「廃業?常連ら騒然」と元祖長浜屋「閉店」騒ぎを報じた。休業後の店を訪れたという信用調査会社担当者の「ただ事じゃないと感じた」などの話に加え、ネット上の署名活動も紹介した。その上で「同店の山本和子社長」の話として、「『従業員との確執説』を一蹴、『体調を崩して麺が作れなくなった』と明らかにした」「従業員に10日間の休業を伝えたという」と報じた。「週明け(25日)にも営業再開することを言明した」とも書いている。しかし、ブログなどでは20日になっても「近くで働いてますが支店は立ち退きですよ」「今朝女子社員が『つぶれたらしいよ』との一報。信憑性は高そう」と混迷状態だ。

   福岡市在住で「九州ラーメン物語」の著書もある原達郎さん(63)はJ-CASTニュースにこう話す。

   元祖長浜屋に限らず、ラーメンには、子供のころや若い時代からの思い出が詰まり「心のふるさと」になりやすい食べ物としての性格があるという。元祖長浜屋は、福岡のシンボルで「無形文化財と言っていい」存在で、「私も絶対に店を閉めてほしくない」。店の再開を言明した社長コメントは新聞で読んだそうだが、「本当に大丈夫だろうか」と心配している。

   一方、2ちゃんねるの19日の書き込みでは「たかがラーメン屋が休業したぐらいで大騒ぎするなよ」と突き放したコメントもあった。

1 2
姉妹サイト