車の所有者を懲戒免職処分
当て逃げ車両の所有者が勤務していた会社(埼玉県)は07年6月15日に謝罪文を掲載。同社には、2ちゃんねるなどを通じて、多数の抗議の電話などが寄せられた模様で、謝罪文には「よくある質問」の一問一答まで付け加えられている。
同社は、警察が捜査を行っている間は同社のホームページを一時閉鎖すると発表。同時に、これまでの経緯などを説明した。
「車両はその当時、あるミーティングで知り合いとなった方の車両メンテナンスのため、不特定者に貸し出しており、当事者が運転をしていたのではないと(警察に)説明したそうです」
難解な説明で、「車所有者」がだれかに車を貸した可能性があるため、「当て逃げ犯」と「車所有者」が同一かは判明していないということらしい。
しかし、その一方で
「当事者につきましては、現在の段階では本件加害者として断定はできておりません。しかし、本件の車両所有者である事は事実であり、現段階ではむやみに他人に車両を貸し出した事実、そしてその車両で本件を招いたことについては重大な責任があると判断いたしました。そこで、当事者には被害者の方を始め、多くの関係者の方々へ御迷惑をおかけした事態を真摯に受け止めて頂き、弊社として当事者に対して、平成19年6月14日(木曜日)をもって懲戒免職処分と致しました」
と、この所有者に対する正式な処分まで発表している。
この車修理会社はJ-CASTニュースに対し、
「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。実は、現在警察によって調査しており、それに協力している最中なので取材にはお答えできません」
と述べ、恐縮した様子だった。