「権利」と「文化」は別の問題だ
この問題についてJ-CASTニュースがSCEに取材すると、同社広報は、
「建物が似ているという以前に、神聖な場所で銃撃戦が行われたことで抗議が来ているようだ。折衝と話している。中であり、どうするか決まるのはこれから」
著作権問題に詳しい紀藤正樹弁護士は、J-CASTニュースの取材に対し、「建物」に著作権は存在しないため、ゴジラが東京タワーを壊したり、キングコングがエンパイヤーステートビルディングに登ったりと同じように、ゲームで表現しても著作権侵害に問われない、とする一方で、「権利」と「文化」は別の問題としてとらえなければならない、と話した。
「個々の『文化』に触れるゲームを作ってしまった事がミス。ましてやPSのゲームとなれば影響力が大きく、国際問題化されれば、仮に『権利』があったとしても状況が変わってくる。ソニー全体の評価への影響を考えると、ソニーは(大聖堂側の)要求を受け入れることになるのではないか」
と予測している。