「気取るのが嫌いで、本音しか言いません」だって!
07年6月11日の会見ではJ-CASTニュース記者との次のようなやりとりがあった。
――有権者からするとウソだと思われかねない発言だったのではないか
「結局、こういう会見で、私がテレビに出て一個人でやるわけじゃないから。出るんだったら出るって事で、ちゃんと今日なら今日にやりたかったんです。それだけです」
――だからこそウソをついたと?
「ウソっていうか、あの、正式に言いたかったんです」
ちなみにこの日に配られたパンフレットには「私は気取るのが嫌いで、本音しか言いません」と書いてある。すでに「出馬報道」の時点で、さくらパパは「本音」で語っていなかったことになる。
さらに「コーチという立場は政治家としてどう活かされるのか」という別の記者の問いには「コーチ経験とかスポーツとか関係ないんです。政治だって生活だと思うんですよ」とした上で、消費税を争点として90年に行われた衆院選で社会党の有川清次氏が地元鹿児島で当選したことを挙げ、
「これすげーなと思って。消費税とかみんなめっちゃくちゃ反対したじゃないですか。だからそういう意味では、コーチとかじゃないんですよ。私も一国民で、普通の居酒屋のオヤジなんですよ」
と最後まで「さくらパパ」節で語った。