「セカンドライフ内では嫌がらせ行為がつねに存在する」
自身のSIM(セカンドライフ上の島)を運営するオーストラリア人アバターは、テロ行為について
「SLLAは特別な問題ではない。セカンドライフ内ではグリーフィング(嫌がらせ行為)がつねに存在し、ランダムに攻撃を受ける可能性がある」
と話した。
攻撃対象のリンデン・ラボ側は「一定のルール内で、創造的な表現をできる限り尊重する。仮想世界の住民による暴力事件は、ケースバイケースで対応しなければならない」とAFPに対してコメントするなど静観の構えで、SLLAメンバーに対する制裁行為などは行われていない模様だ。
しかし、セカンドライフ内のグリーフィングが今後、過激化、深刻化していく危険性は否定できない。リンデン・ラボは5月31日のセカンドライフ公式ブログで「児童ポルノやレイプなど性的暴力の表現、その他、他人に多大な不快感を与えるコンテンツは決して許されない」との声明を発表。これらの行為については24時間体制で監視し、アカウントの取り消し、コンテンツの削除、土地の没収など、厳しい措置を講じるとしている。