「靖国に行ってみない?」めぐり JCと共産党対立勃発?

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文科相「私が校長であったら使わない」

   一方、伊吹文科相は石井議員の質問に対し、

「教材としてお使いになる学校もあるでしょうし、ない学校もあるでしょうが、私が校長であったら使わない」

などと述べている。
   さらに共産党の機関紙「赤旗」は、連日このDVDについて取り上げ、「日本の侵略戦争と植民地支配を正当化する」などと報じている。

   一方、このDVDを製作した日本JCは共産党の反発を受け、2007年5月25日に公式コメントを発表。DVDアニメは、「近現代史教育プログラム」のごく一部だとした上で、

「確かな歴史認識を学ぼうとする意欲を持たせることを狙いとしています。特定の考えや思想を押し付けるものではありません」
「過去の戦争を肯定するものでも、軍国主義を賛美するものでもありません。真意は全く逆であり、未来の子どもたちを二度と悲惨な戦争に巻き込むことのないよう、世界平和の大切さを訴えるものです」

と共産党の指摘に反論している。J-CASTニュースは、日本JCに『誇り』についての取材を試みたが「これについての取材はお受けできません」と断られた。理由は「公式コメントに書かれている通り」だから、ということらしい。


   石井郁子議員は2007年6月1日、J-CASTニュースに対して次のようにコメントを寄せている。
――日本青年会議所が07年5月25日に発表した公式コメントについての見解は?

私の国会質問についての青年会議所の5月25日付けコメントは、戦争に関する事実の問題ですから、DVDアニメ「誇り」を見ていただいた方が判断することです。わたしどもは、この中身は、過去の戦争を正当化するものだと思います。青年会議所はこのDVDを隠さず公表することが先決ではないでしょうか。

――共産党としてこの問題にどのように取り組むつもりなのか?

侵略戦争を正当化することはできません。靖国神社の歴史観、戦争観に公的な承認をあたえるいかなる言動にも強く反対します。
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