スキャンダル追及に苦しんだ末の自殺?
なかば「スキャンダルまみれ」の結果としての自殺とも言えるだけに、「衝撃を受けている」といったコメントの他に、冷淡な受け止め方をする声も多く上がる。
民主党の鳩山幹事長は、「驚いている。ご自身がなさったことと、安倍総理がかばい続けたなかで、悩みぬかれたのではないか」
と、スキャンダル追及に苦しんだ末の自殺ではないかと推測してみせ、読売新聞は、
「余りにもスキャンダルが多いので、死によって自らけじめをつけようとしたのではないか」
という、同様の地元支援者の声を伝えている。さらに突っ込んだコメントを紹介しているのは毎日新聞で、民主党議員の秘書の声として
「自殺を図るぐらいならば、数々の疑惑の真相を明らかにするとか大臣を辞任するとか、他に責任の取り方があると思う。ただただ驚いている」
と、半ば「自殺では責任を取ったことにならない」との見方を紹介している。
海外メディアも「安倍内閣でスキャンダルまみれの閣僚が自殺」(ロイター)「(自殺は)国会で政治スキャンダルの追及を受ける、わずか数時間前のことだった」(AP)「問題のある政治献金を受けていたとして攻撃を受けていた松岡大臣が、首を吊ったと伝えられた後に都内の病院で死亡」(ブルームバーグ)などと、スキャンダルと自殺との関係を大きく報じた。
松岡氏は「ナントカ還元水問題」をはじめとする疑惑に対する説明責任を果たさないまま、命を絶ってしまった。