レズビアン民主党参院候補 「出馬会見」一転「結婚会見」に

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   レズビアンであることをカミングアウトしている元大阪府議の尾辻かな子さん(32歳)が、2007年5月17日に参院選の出馬会見を行ったが、なぜか、結婚発表会見になってしまった。壇上に結婚相手の木村真紀さん(32歳)とツーショットになり、二人の出会いなどについて記者から質問攻めにあった。

公式サイトで「私はレズビアン」と宣言している
公式サイトで「私はレズビアン」と宣言している

   どうして「出馬会見」が「結婚会見」になってしまったのか――

   尾辻さんの事務所職員で結婚相手の木村さんは、J-CASTニュースの取材に答え、

「記者会見で(尾辻さんが)来月結婚すると話したんです。すると記者の方から『お相手は誰?』という質問が出まして、私が紹介されまして、壇上に上げられ、色んな質問を受けたんです」

と、とても幸せそうに話した。

   この会見の模様は、LGBIT(性的少数者)の社会的地位・生活の質向上を目指すインターネットサイト「ゲイジャパンニュース」が07年5月22日付けでスポーツ報知の記事を転載し、詳しく伝えている。

2人とも純白のウエディングドレスで結婚式

   それによると、シリアスな会見場の空気が、グラマラスな婚約者(木村さん)の登場で一変。二人のなれそめは、03年に大阪で行われたレズビアンの勉強会で、尾辻さんの「真っすぐなところ」に木村さんが一目ぼれ。結婚式は07年6月3日に名古屋市内の同性愛者の祭典の中で挙げる。レズビアンの神父のもと、2人とも純白のウエディングドレスを着る。誓いのキスを交わすかどうかは未定、などと紹介されている。

   尾辻さんは奈良県出身で、19歳の頃にレズビアンであることに悩み大学を休学。22歳で同志社大学に入り直し、ジェンダー論を学び、同性愛者のイベントに参加するなど、自分自身の悩みと向き合ってきた。28歳で大阪府議会議員に初当選。そして05年の30歳のときに「東京レズビアン&ゲイパレード2005」で同性愛者であることを公表した。

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