ミクシィ巡る男女トラブル 巻き込まれない方法

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   千葉県・市川市議に07年4月初当選したものまねタレントのプリティ長嶋さん(52)が、mixi(ミクシィ)をきっかけに知り合った女性を巡る「セクハラ騒動」を報じられた。一方で、男性被告がミクシィを悪用したとされる強姦事件も公判中だ。ミクシィは一種出会いの場になっているが、そこには危険性も潜んでいる。トラブルに巻き込まれないためにはどうしたらいいのか。

   プリティ長嶋さんの「セクハラ騒動」を特集したのは、週刊新潮(5月24日号)。「被害」を訴える女性(24)は06年6月、プリティさんと出会った。女性がミクシィを通じて知り合ったものまね芸人の紹介でプリティさん所属の草野球チームのサポーターになったのだ。同年10月に遠征先のホテルでセクハラされたと女性は訴えているが、プリティさんは「ワナにはめられたんです」とただのマッサージだったと主張している、という。

   J-CASTニュースの取材に対し、プリティ長嶋さんは「(新潮の)記事で(私が)答えた反論部分を読めば状況は分かるでしょう」とセクハラを否定した。また、記事の女性に「(ホテルの)部屋はひとつしかないんだって」と言ったとされることについては、「ホテルに20部屋予約していたが、来られなかった人がいて、部屋が空いているので使っていいと(記事の)女性に告げた、と証言する私の知人もいる」と否定し、女性が意図的にプリティさんの部屋に入ってきた、としている。相手女性が、プリティさんのミクシィ経歴表にある、友人からの紹介欄にプリティさんについて、「とても素晴らしい人」などと書き、好意があるのかなと思わせる言動があった、とも指摘している。

「リアルで会ってとしつこく迫られる」

様々な出会いの場ともなっているmixi
様々な出会いの場ともなっているmixi

   強姦事件の方は5月17日、京都地裁で初公判があった。検察側冒頭陳述によると、被告の男性(33)は06年11月下旬、女性の経歴をミクシィで見て興味を持ち、何度もメールを送って携帯電話の番号を聞き出した上、女性を呼び出した。そして、山中に止めた乗用車内で女性に暴行した。口止めするため「彼氏もミクシィやってるから彼氏にメールしてもいい」と脅した。女性は断り続けるとミクシィに悪口を書かれると思い根負けして呼び出しに応じた。被告の男性は否認している。

   ただ、  「一人暮らしをしている女性をmixiやブログで探している(略)。世の中にはそんな悪いやつが存在します」。 ミクシィ内には、こんな注意を呼びかけるコミュニティもある。ミクシィの経歴に一人暮らしであることを堂々と書き、勤務先や学校などの個人情報を公開している人がいることに警鐘を鳴らしている。ほかにも「リアルで会ってとしつこく迫られる」「しつこくマイミクに誘われる」などの困り事の情報交換を呼びかけるものもある。「俺のマイミクの女の子も暴行までいかなかったけどやっぱりストーカー被害にあって(京都の事件と)同様に彼氏にバラス(ママ)とか何とか言われて脅されて(略)」という報告もあった。

    「ミクシィ(mixi)で何ができるのか?」の著者で野村総研の主席研究員の山崎秀夫さんは、こうした状況を踏まえたうえで、ネット利用は今や社会基盤になっており、どう有効利用し、危険を避けるかの議論をしなければならない、と指摘する。

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