スリーサイズや性体験を聞く 就活のセクハラ頻発

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個人的に食事やお酒に誘う、という例もある

   軽井沢で開かれた就職内定者への研修会で、参加した長野県内の私立大学4年の女子大生に、研修後の懇親会で抱きついたとして会社役員高瀬紀明容疑者を強制わいせつ容疑で逮捕。(07年1月18日毎日新聞、朝日新聞など)

   面接に来た女性(23)に採用をちらつかせて、カラオケボックスに連れ込みひざの上に座らせて胸に触るなどのわいせつ行為を行ったとして、人材派遣会社「アイ・アイ・ピー」社長、安田民雄容疑者を逮捕。(06年10月18日産経、東京新聞など)

   採用してもらいたい女性に対して立場を利用して悪質なセクシャルハラスメントにおよぶケースは結構あるようなのだ。セクシャルハラスメントなど企業法務に詳しい山田秀雄弁護士も就職活動時の「悪質なセクシャルハラスメント行為」について「めずらしいことではない」として、次のように語る。

「就職活動中のセクシャルハラスメントは極めて発生しやすい。たとえば、採用する人が既に決まっているのに、採用する気がない人を面接に呼んで、スリーサイズや性体験を聞く。答える側は、採ってもらいたいから答えざるを得ない、というケースも実際にあった。また、採る気がないのに履歴書の写真・携帯電話の番号をみて、『検討中だから』と言って、個人的に食事やお酒に誘う、という例もある。会社に入ってからのハラスメントもあるが、入る前のハラスメントも珍しくなく、小さい会社ならいくらでもある状態だ。いわば、入社してない状態での立場の強弱を利用してのハラスメントで、たちが悪い」
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