アナウンサー時代は「特別扱いされていた」
01年7月24日号「いよいよ参院選です」というエントリーでは、「国会議員にとって、選挙はいちばんやっかいもの。お金も体力も消耗し、落ちたら"ただの人"です」としながらも、
「実際のところ今回の選挙では、"タレント候補"といわれる、テレビなどでの有名・著名人が立候補しているケースが、与党・野党を問わず見られます。もちろん、行政や政治の場で経験がなくとも、30歳になった時点で、すべての国民に参議院選挙の候補者になる資格(被選挙権)がありますから、有名・著名人であることだけで批判するのは、的外れでしょう」
などと01年の参院選について述べている。さらに02年10月に行われた衆参統一補欠選挙については、その投票率の低さを挙げて、
「投票率の低さ、白票の多さは、現在の政権というより、政治そのものへの不満の表れ、と見ることも出来るでしょう。確かに、投票してもしなくても、その結果は結局、私たちの生活に降りかかってきます。しかし、そこで考えて欲しいのは、不満があるのに、黙ってムスッとしているのと、口に出して表現するのと、果たしてどちらが望ましいだろうか?ということです。少なくとも民主主義という仕組みは、一人一人が自分の考えを持っていて、それを表現することを前提にしているのではないか?と私は思います。そして、議会に代表を送り込む"議会制民主主義"を私たちが採用している限り、その不満も代表を通して表現するべきではないでしょうか?」(2002年10月29日号)
と有権者が投票に行かないことに批判的な意見を「熱く」述べている。これらから、仕事柄とはいえ、政治や選挙に並々ならぬ高い関心を丸川さんが持っていたことが伺われるのである。
「朝まで生テレビ」関係者によれば、アナウンサー時代は「特別扱いされていた」という丸川さん。「出馬は十分ありうる」という人もいる。丸川さんの出馬報道を受け、07年5月16日に放送されたフジテレビ系の情報番組「とくダネ!」では佐々木恭子アナウンサーも次のように述べている。
「ビックリしませんでした。あれだけエネルギーがある人は、こうしたことがあっても不思議じゃないと思いましたね」