料金プラン、ホントにわからない! ソフトバンク携帯に苦情

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   携帯電話の料金プランが複雑で、そのためのトラブルが後を絶たない。とくに、ソフトバンクモバイルの料金サービス「新スーパーボーナス特別割引」で利用者の苦情や問い合わせが相次いで、2007年1月に兵庫県の消費者行政担当部署が改善を要望した。その後も改善ははかばかしくないようで、07年4月29日に朝日新聞が「苦情相次ぐ」と報じた。「またか!」と思わせる携帯電話の料金サービスへのクレーム。なぜ、収まらないのか。

「全機種¥0」「分割払いで『¥0』」に惑わされ

ケータイ各社の料金体系は複雑だ
ケータイ各社の料金体系は複雑だ

   苦情が相次いだとされる「新スーパーボーナス特別割引」は、ソフトバンクモバイルが06年10月に導入した。これは携帯電話の端末機を分割払いで購入すると適用されるもの。だが、端末の受け取り時に頭金を払うこともないし、広告には「全機種¥0」「分割払いで『¥0』」の文字もあって、分割払いであることをついついお客が忘れてしまうようだ。実際には、毎月の料金請求時に基本使用料と通話料から、端末機の月々の分割金額が割り引かれる仕組みだ。このため、携帯端末を機種変更したり解約したりすると、端末機の残りの代金をまとめて請求されることになる。

   この特別割引に関して苦情を多く受け付けた兵庫県神戸県民局神戸生活創造センターは、「説明書の重要な個所の文字が小さかったり、解約時のことまで説明が及ばなかったり」と販売時の説明不足を指摘しており、07年1月に同社に改良の要望書を提出した。

   朝日新聞は、苦情や問い合わせが現在も1日30~50件ほど来ているとしているが、ソフトバンクモバイルは「(サービス内容を)詳しく聞きたいという人もいますし、必ずしもすべてが苦情ではありません」と話している。

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