女子中学生の3割は和式派
今や家庭のトイレはほとんど洋式になっているのだ。
例えば「Yahoo! 知恵袋」や個人のブログなどネット上では、
「和式トイレは(水が流れる穴が)怖いといって駄々をこねる幼児もいる」
「使い方がわからず和式便器にペッタリとお尻をつけて座り込んでしまう」
などの書き込みが見られる。
一方、札幌市教育委員会が01年3月に行った、学校のトイレ問題の調査では、根強い和式派がいることを明らかにしている。市内小中学校の生徒に対して、「和式」「洋式」どちらを好むかを尋ねたところ、男子は学年に関係なく和式派が10%弱しかなく、洋式派が65%前後と圧倒的に多かった。
だが、女子は学年によって異なる結果となったのだ。
女子の場合、和式派は小学生低学年では16%、高学年は21%、中学生になると29%となり、学年が上がるごとに洋式トイレを敬遠する傾向が増えるのだ。理由は、直接便座に肌が触れるのが嫌だからだという。
いずれの学年も、男女とも洋式派が多数には違いないが、少数の和式派を切り捨てるわけにもいかない。そんなことから、道教委の関係者は「トイレ改修は『慎重に』に進める必要がある」と、話している。