建前は「援助交際」禁止 でもそれ狙いの女性もいる
出会いカフェって何だ(下)

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店員は「やっぱりセックスっすか?」

   最初に部屋に入ってきた女性に「外出できればいい、と思って来た」と告げると、「私外出しないから、他の人に代わるね」といって部屋を出て行った。また、他の女性も「お菓子を食べに来た」と話す。「外出」を目的とせず、単に「暇だから来た」という女性も多いようだ。

   「マジックミラーの店と違って、ここってエロい人が多い」――ある女の子はこのように語る。彼女は、先ほど記者が行ったマジックミラーの店とこの店の両方に、ちょくちょく顔を出しているようだ。しかし、「援助交際」や「売春」が目的ではない様子だ。

   この店では、個室で2人きりになるため、体を触られたり、最初から「ホテルに行こう」と誘う男性もいるようだ。個室には鍵も付いており、完全な密室状態になる。しかし、意外なことに女性たちは恐怖感のようなものを持っていない。

「凄い嫌な顔をして、触ったらそれでいくらとかお金を要求する。おじさんとかだと、『それでもいい』とか言ってくる人がいて困ったけど」

   別の女の子は、出会いカフェが発端で発生した昏睡強盗事件の話をすると、驚いた様子で「気をつけなきゃね」と話した。

   早朝の4時。最初のマジックミラーの店に再び入る。しかし、夜の出会いカフェに比べて、女性はまだ減らない。記者が女性たちを眺めていると店員が話しかけてくる。「今日は何すか?」。記者が「えーっと」ともごもごしていると、店員は「やっぱりセックスっすか?」と言ってきた。

   店員は、「トーク申し込み書」の金額欄を「それ以上」(つまり10,000円以上)にチェックするよう指南する。

「●番だったら、それ狙いなんで絶対いけますよ!」

   ●番の女の子は、化粧もそれなりにしていて、カジュアルなワンピースとハイソックスを身につけた「今風」の女の子。

   店は援助交際を禁止していると説明するのだが、これは建前で、「本音」は違うようだ。

   「暇つぶし」の女性が集う「出会いカフェ」。もちろんなかには、援助交際を目的にしている女の子もいるようで、そのことを店も十分に承知している。

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