ソニーは「低価格化に追従しない」
07年4月30日付けの日本経済新聞は、薄型テレビの価格低下についてこう書いている。
「一年前に比べて(32型薄型テレビが)四割近く安い。3―4月発売の最新機種でさえ価格低下が目に付き、値下がりのタイミングも早まっている」
「大手量販店の担当者は『競合店対策として発売当初から、メーカー想定価格より1―2割安く設定することも増えた』と打ち明ける」
メーカーはどう考えているのか。J-CASTニュースの取材に対してソニー広報は、
「我々の認識ではこの1年で価格は20%から30%下がっています。しかし、エレクトロニクス関連商品は普及とともにこうして下がるのが一般的です。今後の1年でも同じように20%から30%下がるものと予想しています」
という。しかし、値下がりで業績に影響が出るのではないのか。ソニー広報は、
「低価格化に追従することはありません。利益をしっかりと上げる方向については、大型画面のもの、付加価値の高い機能などをつけ、新しい需要を作っていきます」
と話している。