「田舎者発言」はいかがなものかという意見が大半
東国原県知事の5月1日夕現在の最新ブログは4月29日付け。サンデースクランブルの番組で浅野氏が宮崎を訪れたことに触れ、「知事としての苦悩・感動・難解・大変等について意識を共有できるのだ」などと書いている。石原都知事の「田舎者」発言については、同発言があった4月27日のブログも含め、一言も触れていない。
田舎者扱いされた宮崎県民の反応はどうか。
ニュースで石原発言を知って「県民の気持ちを逆なでするもの」と感じた、と話すのは、宮崎市内に住む宮崎日日新聞の元編集局長、田中亮二さん(72)。石原都知事が旧運輸相時代、「ブタ小屋、トリ小屋の間を(リニアモーターカーの宮崎県内の実験線が)走っており、日本の技術力を世界に示すにはふさわしくない」と発言した、としてニュースになった。石原氏は記者会見で謝罪したり、後に「言ってない。謝って損した」などと話したことが報じられた。石原発言は、一定の年代以上の人ならまたか、と不愉快に思うでしょう、という。東国原県知事のブログ内容は、全体を読めば都民は怒らないのでは、とかばう。
石原都知事に対しては、mixiでも「まぁそんな深い意味は無いにしろ、宮崎県民をバカにしてるようで、かなり腹が立つ!!」「都会の人って『田舎もんは~』だとか普通にそれ言う。ソレが大嫌い」とある。東京都庁には、「感覚的に」数十件の電話などがあったといい、内容は石原都知事の「田舎者発言」に対し、いかがなものかという意見が大半だった。もっとも、宮崎県庁へも「東京都民が選んだことに何か言われる筋合いはない」などの批判の声を中心に、都民と見られる人などから数十件程度の「抗議」が寄せられている。