4月末から5月末にかけて5本の新興国投信が設定
3月末、JPモルガン・アセットは「VISTA5・ファンド」を投入した。「VISTA」とは、ベトナム(V)、インドネシア(I)、南アフリカ(S)、トルコ(T)、アルゼンチン(A)のこと。純資産残高で南アフリカはすでに863億円もあり、トルコも334億円。アルゼンチン23億円でもBRICsの一角であるロシアを上回る。
2007年4月20日付の日本経済新聞は「新興国投信 広がる投資先」の見出しで、ベトナムやフィリピンの株式に投資する投資信託が続々登場していると報じた。先行する外資系運用会社に、興銀第一ライフや野村アセットなどの国内勢が参戦し、4月末から5月末にかけて5本の新興国投信が設定される、という。
「日本株では儲からない」と、海外に目を向ける個人投資家が増えて、今後は販売もさらに熱を帯びてきそうだ。