不二家「社長発言」に抗議 TBS「捏造問題」重大局面

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「捏造」巡る事態は「ひっくり返ったも同然」

   不二家の信頼回復対策会議の議長を務めた郷原信郎・桐蔭横浜大学コンプライアンス研究センター長も4月27日に記者団に対し、「(事態が)一からひっくり返ったも同然」と述べた。

   さらに、総務省は2007年4月27日、「厳重注意」処分をTBSに通告した。その内容は、07年2月3日放送の「人間!これでいいのだ」で、科学的論拠が十分でないのにも関わらず断定的に表現したことを過剰な演出とし、07年2月11日放送の「サンデージャポン」についても不適切な編集や事実に基づかない表現があるとし、それぞれ放送法に抵触することが認められる、としている。さらに問題になっている07年1月22日放送の「朝ズバッ!」については、

「事実に基づかない報道が行われたことは、放送法第3条の3第1項に抵触するものと認められる」

と厳しく指摘されている。これらを踏まえ、同省は

「貴社の放送が言論報道機関である放送事業者に対する国民の信頼を著しく損なったことは、誠に遺憾であり、放送の公共性と言論報道機関としての社会的責任にかんがみ、今後このようなことがないよう厳重に注意するとともに、再発防止に向けた取組について強く要請する」

と通告文書を締めくくっている。
   TBSは「厳重注意」についてどう考えているのだろうか。TBSはJ-CASTニュースに対し、

「大変申し訳ありませんが、御社の取材にはお答えできないことになっております」

とまたしても取材を拒否している。

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