警察に通報されるまで事態が発展
ついには、警察に通報されるまで事態が発展してしまった。4月20日になって、管理人が、こんな書き込みをしたのだ。
「この件に関しましては(足跡)、私の力ではどうにも出来ないため、所沢警察署の方へ連絡させていただきました」
4月25日付けの夕刊フジでもこの問題を特集、同紙の直撃取材を受けた議員は「その件についてはコメントを差し控えたい」と繰り返したのだという。所沢市選管は同紙に対して「『足あと』は積み重なり具合、頻度による。最終的には捜査当局の判断になる」と、「グレーゾーン」との見解を示している。
ただ、この「踏み逃げ」が公職選挙法違反になるかどうかはともかく、アンケート結果を見る限り、有権者にネガディブな印象を与えてしまったのは間違いないようだ。ちなみに、同議員は4月22日に投開票された選挙では、無事に当選している。
そんな中、4月24日には自民党の選挙制度調査会が開かれ、インターネットを使った選挙運動の解禁についての議論を再開した。今後、SNSやケータイサイトを使った選挙運動の解禁の是非についても議論されるという。今後、ミクシィでも選挙活動が行われる可能性が出てきたが、やはり「踏み逃げ」は広報手段としては好ましくない、という点は変わらなさそうだ。